五日の後、大祭司アナニヤは、長老数名と、テルトロという弁護人とを連れて下り、総督にパウロを訴え出た。
お調べになればわかるはずですが、わたしが礼拝をしにエルサレムに上ってから、まだ十二日そこそこにしかなりません。
すると、大祭司アナニヤが、パウロのそばに立っている者たちに、彼の口を打てと命じた。
祭司長たちやユダヤ人の重立った者たちが、パウロを訴え出て、
「訴え人たちがきた時に、おまえを調べることにする」と言った。そして、ヘロデの官邸に彼を守っておくように命じた。
しかし、この人に対して陰謀がめぐらされているとの報告がありましたので、わたしは取りあえず、彼を閣下のもとにお送りすることにし、訴える者たちには、閣下の前で、彼に対する申立てをするようにと、命じておきました」。
また、パウロを乗せるために馬を用意して、彼を総督ペリクスのもとへ無事に連れて行け」。
七日の期間が終ろうとしていた時、アジヤからきたユダヤ人たちが、宮の内でパウロを見かけて、群衆全体を煽動しはじめ、パウロに手をかけて叫び立てた、
見よ、悪しき者は、暗やみで、 心の直き者を射ようと弓を張り、 弦に矢をつがえている。
そして、わたしの言葉もわたしの宣教も、巧みな知恵の言葉によらないで、霊と力との証明によったのである。
兄弟たちよ。わたしもまた、あなたがたの所に行ったとき、神のあかしを宣べ伝えるのに、すぐれた言葉や知恵を用いなかった。
わたしがエルサレムに行った時、この男のことを、祭司長たちやユダヤ人の長老たちが、わたしに報告し、彼を罪に定めるようにと要求した。
定められた日に、ヘロデは王服をまとって王座にすわり、彼らにむかって演説をした。
五十人の長と身分の高い人、 議官と巧みな魔術師、 老練なまじない師を取り去られる。
騎兵たちは、カイザリヤに着くと、手紙を総督に手渡し、さらにパウロを彼に引きあわせた。
パウロが呼び出されたので、テルトロは論告を始めた。 「ペリクス閣下、わたしたちが、閣下のお陰でじゅうぶんに平和を楽しみ、またこの国が、ご配慮によって、
